カーフィルムとはどう作られているのか?

暑い夏は少しでも車の温度を下げておきたいですね。暑い車内に入るのは本当にいやです。車のフロントガラスに張る遮熱ようのカーフィルム。あるいはビルの窓ガラスにもこれらは使用されています。こうしたフィルムはどのように作られているのでしょうか? 某大手の光学フィルムメーカーでこれを実験的に作っていました。勿論製品としても納入しています。光学フィルムとは、PCなどには偏光板というフィルムが貼ってあります。これが液晶の光がねじれなどを調整し我々の目に、画像として認識できるように調整していると簡単にいうとそうなります。斜めから見ると色が違いますが、人間の目とは反射した光をみているのです。ですから反射型の液晶など例えば、電卓などの液晶は光を当てないと見えない訳です。携帯電話ではバックライトを下から当てて、見えるようにしているのです。 さて話が脱線しましたが、フィルムの製造は印刷機の輪転機と全く同じです。原反(原材料の事)にしたから塗料を噴霧して、蒸気にしてボイラーで乾かすという機械になります。この原反の巻き芯はものにもよりますが1000m程度になります。その為機械そのものは3階建ての建物程度の機械になり、そうとう大きな機械と言えると思います。これを回転させて噴霧、乾燥とやるので機械が大きいのです。 光学フィルムですと、これを決められた角度で裁断するのですが、カーフィルムの場合そうした光を見るという事ではなく、遮熱が目的なのでばしばし切っていけばいいのです。遮熱用もそうですがこうしたフィルムには、熱を妨げる他に万が一、ガラスが割れた時にこの粘着がガラスをからめとり飛散防止の効果もあります。割れてしまったガラスで人間の手を切らないように、粘着剤がガラスに絡まる事でケガをしないで清掃にあたる事ができます。勿論、ガラス自体の強度にも影響があり割れにくくしているというのも一つです。 製造で一番注意しなければならないのがダコンです。回転しているものですから、ここに異物があったりすると製品に傷や凹凸ができます。これを検査の段階で見つけなえればなりません。しかし巻き芯の長さは1000m。これを全部見るのは不可能ですし、一応まき直しの所で見てはいますが(光学フィルムには保護フィルムがあると思いますが、あれをまき直しで装着させます)、ここで幅1m程度のを全部見ているというのは無理があります。そこで一番悪い、製造を連続していますので、次の巻き芯とつながる部分が一番品質が悪いので、この部分を切り取り目視検査という事になります。 通常光学フィルム屋さんではあまり製造しませんが、仕事がない時に試験的にやっていたりよくやるんです。動かさないとそれはそれで機械によくないんです。塗料は色々あって専門知識が必要なのでこれはまた別の機会に説明したいと思います。